マルチディスプレイでの運用について
前提
このような運用にしたいとする
- ディスプレイが2台あるとします (スペース的にもコスト的にも、それ以上増やしたくないです)
- どちらのディスプレイも、複数の端子からの入力を受け付けているとします
- それぞれ Windows, Mac (できたら Linuxも) から接続したいです
- 両方同時に出したいときもあれば、片方で2枚を使いたいときもあります
構成例:
- あえて図にすると、こんな感じ (矢印はケーブルの接続先)
マルチディスプレイ拡張 / 複製(ミラー) 切り替え操作について
- Mac, Win いずれか片方で 2 ディスプレイ使用したいときは、「拡張」にしておけば良い
- Mac, Win 同時に使用したいときは、どちらも「複製(ミラー)」に切り替えておけば良い (または「片方のみに表示」)
操作について、いつも忘れてしまうのでメモ。
| # | Platform | 分類 | 操作 |
|---|---|---|---|
| 1 | Windows | Windows + P | 複製/拡張/本体のみ/外部のみ を選択可 |
| 2 | Windows | デスクトップで右クリック > ディスプレイ | 分かりやすい |
| 3 | Mac | Cmd + F1 | 複製⇔拡張 のトグル (とても楽) |
| 4 | Mac | 設定 > ディスプレイ > 配置 > 使用形態 | めんどい |
- 1: これは、たまにノートPCで押してしまって「画面が出ない!壊れた!」とかパニックになりがち
- という意味では、複数ディスプレイ関係なく、覚えておくと良い
- 3: この通りの操作にするには、いまのところ Apple 純正の Magic Keyboard でないとできない
- 厳密にいうと F1と見せかけて 輝度Downキーである
2 の方法、他社製キーボードでの代替は可能? (あるにはあるが)
- いまわかっている限りは、HHKB の、特に HHKB Studio でのみ設定可 → HHKB-memo
- ただ、F1キーが独立していない関係で、同じ操作感にはならない
2 の方法、アプリとコマンドで実現可能? (最初が 手間そう。まだ試してない)
便利そうなアプリはいくつかあるのだけど、Cmd + F1 のお手軽感を実現するものが見つけられず。
柔軟な設定ができることや、出来ること増やしたいわけじゃなくて、操作を減らしたいのです。
※ もしかして: プロファイルみたいな機能で設定保存しておくといったことをやればよい?
Cmd + F1 と似た操作感でやれること、を目的として、以下を試してみる。
brew tap jakehilborn/jakehilborn
brew install displayplacer
#!/bin/bash
# 今の状態を取得(例:ミラーリングかどうか判定するなど)
current=$(displayplacer list | grep mirror)
if [[ "$current" == *"mirrored"* ]]; then
echo "拡張表示に切り替えます"
displayplacer "<拡張用の設定>"
else
echo "ミラーリングに切り替えます"
displayplacer "<ミラー用の設定>"
fi
参考
displayplacer list
displayplacer "id:<ディスプレイID> res:1920x1080 scaling:on origin:(0,0) degree:0" "id:<他のディスプレイID> res:1920x1080 scaling:on origin:(1920,0) degree:0"
領域外に出ていったウィンドウを集める方法
Mac の場合
- 🙆♂️ Mac は、「ミラー」に切り替えると、ウィンドウを集めてくれる
- また、「拡張」に戻したときに、切替前のウィンドウレイアウトに戻ってくれる
Windows の場合
- 😐 Windows は、「ミラー」に切り替えても、ウィンドウは集まらない
- あつまらないので、「拡張」に戻した時も、同じ位置
tips: このとき、覚えておくと便利なこと
ウィンドウが表示領域外にいるのは分かっているが、見える場所に持って来れないとき、の対応
- タスクバーからウィンドウを選ぶ (見えないところで選択されている)
- Alt + Space を押すとメニューが出るので、移動(M) を選ぶ (見えない場合も、M キーを押すか、↓を2回押してEnter)
- マウスカーソルが十字型になったら、移動できる状態になったということ
- (このままだと、マウスで選択できない、キーボードでも表示位置までどのぐらいあるかわからないから移動しづらい)
- キーボードの矢印でちょっと移動させる (まだ見えない)
- その状態でマウスを動かす(クリックしないでカーソルだけ動かす)と、ウィンドウが現れる
- 表示したい位置でクリック 🙆♂️
ディスプレイ本体での入力の選択について
機種によるだろうけど、参考に・・
- EIZO FlexScan (EV3285)
- → 前面にあり、タッチ方式
- タッチで済むので押しやすいが、どこだか分からなくなりがち
- 違うのを押すと、1回閉じてからでないと操作できないので分からなくなる
- 十分左のほうから手を滑らす等してみているが外しがち
- シールを貼る運用が良いかもしれない → 参考: エーワン カラーラベル
- Dell U2720QM
- → 下部にあり、物理ボタン方式
- 下から押すので、ちょっと力が入入りづらい
- 1回押すと、どのキーを選ぶのかワンクッション入るので、この点は EIZO より使いやすい
モニタアームの是非について
やりすぎ感が否めないので敬遠していたが、「落として壊してしまう」というリスク回避には良い。
むかし机に置いておいた EIZO ディスプレイを机を動かした拍子に落として、ヒビが入って使用不可になってしまった経験がある。
1回机の上のものを下ろしてから移動すれば良いのだが、疲れて横着していたこと、それによって愛着のあったディスプレイを壊してしまったこと、予定外の出費、に、その後しばらく へこんだ経験があり。
→ その後運用した モニターアームなら落っこちることはないので安心
また、ディスプレイの画面の位置を机より少し後ろに配置させることもできるので、机が広く使えるという利点もある。
→ モニタアームの定番は 🛠️ エルゴトロン LX デスクマウントアーム。
ディスプレイ、メーカ毎の違いについて (個人の感想)
専門的なスペックの見方などは分からないが、個人的には目のやさしさと見 やすさでいうと、この順番
- 1: EIZO FlexScan
- 2: Dell
- 3: Iiyama
- ...
- 番外: Apple 製のディスプレイ ← Apple 信者なので一度は購入したが、これを使うと目が とても痛く、もったいなかったが、目の危険には変えられないと思い、手放した
最新のものがどうなっているか、改善されているか、までは分からないのだけど、
いままでの信用でいうなら、自分は、次に買い替える機会があるなら、高くてもまた EIZO にすると思う。
買い替えの正当化を兼ねた口実として、、
モニタは高価ではあるけれど、それ以上に目の健康のほうが大事。
実際に使ってみて合わなければ、思い切って手放すという判断も、時には必要なのかなと思う。
解像度について
- 4K あれば十分
- とは感じなくなる日が来るのかもしれないけど
文字サイズなりメニューサイズなり、OSやアプリがとるスペースがどんどん増えてくので、また印象は変わるのかもしれない
モニタとブルーライトカットめがねについて (余談)
「医学的に意味がないと証明されている、使っているひとは情報弱者」などとネットでは よく揶揄される「ブルーライトカットめがね」。
自分の実感では、プラシーボとは思えない程度に、目の痛み、頭痛が回避できるので、重宝している。 視界の邪魔をしない、丸い縁デザインのものが好みで、JINS のものをリピートしている。
ただ、目の痛みと頭痛は減る代わりに、こんどは耳の後ろが痛くなるという悩みもあって。
つるの部分につけるカバーのようなのも試しているが、これはもうちょっと良いものがないかな、と模索中。
-
🛠️ 眼鏡のつるにつけるカバー
- シリコンのものより、綿のタイプがつけ心地が良い