誤用だったりそうでもなかったりするもの
辞書的な意味は調べもせずにテキトウに書いてる。
全然
- 全然 〜ない ← 本来こう
- 全然 悪くない
- 全然 良い ← 誤用かもしれないが「悪くない」の言い換えだから自然な気もする。上から目線も回避できそうな
- 全然 悪い ← 変に思う
どういう法則を考えると、、
- 全然「否定的」ない → 全然「肯定的」 に言い換えられる?
- 全然「肯定的」ない → 全然「否定的」 と言い換えると不自然
ちなみに、、
「全然」をつけるのは「(前情報だと悪いかもしれない印象だったが、そんなことはなくて)良いね」といった使われ方か
→ なので、文脈によっては「元は悪いと思ってたわけ?」と思われてしまうので、口癖で「全然」をつけてはいけない
→ 「すごく美味しい」なら「すごく美味しい」といえば良いし、zen をつけたいなら「断然おいしい」で良い
3割うまい
餃子屋さんのキャッチコピー。
誤解なく言うなら「他店より 3割増に うまい」だろうか。
見た人に「30点の美味しさということ・・?」と一瞬の違和感を与え、「そんなわけないか」と思わせる。
それで1歩立ち止まったなら、思う壺。 これはれっきとした手法である。(当初、意図したものかは知らないが)
代替案
- だいたい
- だいがえ
「だいがえ」と読むのは聞き取りやすさのためだろうか。
「じゅうしちじ」というのを「じゅうななじ」と読み替えるのと同じ配慮。
後ろに何かついていれば誤解も無さそうな気もする
- 代替案
- 代替手段
- 代替の方法 ← これはもしかしたら「大体」と聞こえる?
放念
聞き慣れないだけで別に誤用でなかったかも
- 放念(ほうねん)ください
たとえばの文脈
- 誤送信なので無視してください
- もう既に検討中でしたら無視してください
劣後
聞き慣れないだけで別に誤用でなかったかも
- そのタスクは劣後(れつご)してください
明らかな間違い
- ⭕ パッチ適用
- ❌ パッチ適応
意味と字面が似てるもの
- 向かいます
- 伺います
どうでも良いけど、文字のつくりが似てる
よくある誤用メモ
- 琴線に触れる : 感銘する
- 逆鱗に触れる : 怒る
- ❌ 永遠と ← 小学生のとき居たな
- ⭕ 延々と
舌鼓を打つ
- 役不足
- 力不足
だっけ。
紛らわしいものを使うのは毎回誤用を連想させて脳内リソースを使う(相手にも使わせる)ので、
その言葉自体を使わないのが楽であろう。
- 情けは人のためならず → 情けは巡めぐって自分のためになるよ(「だから情けをかけよう」という標語)
- 情け無用 → 「情けはかけないでくれ」
前者は「Pay forward」という映画がそれ
心配ご無用あ〜る参上 ← これは 4/3 π R^3 のこと
誤用ではないけど、落ち着いてみるとなにか間違ってたっけ、と思うもの
- 至極◯◯(しごく◯◯)
- すごく◯◯
「ごく」で音は似てるけど、関係ない。イントネーションも違う
「至極」は「全う」以外の組み合わせはあまり見たことがないか
ドラマで見かけた気になる表現
- 引数(ひきすう)の読み間違い
- いんすう(「トリリオンゲーム」)
- ※ でもまあ、職業エンジニアとかでなくて、引きこもりハッカーみたいな役だったから、読み方 分からないまま過ごしてた設定かもしれないか
- いんすう(「トリリオンゲーム」)
- マイルストーンの誤用?
- 私ひとりでやったというマイルストーンが欲しいの(「緊急取調室」)
- 文脈的には「証拠」「実績」みたいな意味で使っていそうに聞こえたけど
- 予定を立てるときのキーポイント的な意味の「道しるべ」という文脈でしか使わない気がする
- ※ これも「キャバ嬢あがりの研究者」みたいな役だったから、背伸びした横文字を使う設定だったかもしれないか
- 私ひとりでやったというマイルストーンが欲しいの(「緊急取調室」)
- John Doe (名無しの権兵衛)の読み方
- 「ジョン・ドー」とか「ジョン・ドウ」ではないかと思うが、
- 作中ずっと、「ジョン・ドゥー」と読まれていた(「アトムの童」)
- ※ ただ、外国人出演者もそう読んでたし、そういうもんなのか?とも思ったりした
表記ゆれてきなもの
すいません
- ❌ すいません
- ⭕ すみません
タバコを吸いますか? → すいません、吸います
まきぞい
- ⭕ まきぞえ。巻き添え ← 標準表記
- ⭕ まきぞい。巻き添い ← 間違ってないらしいが避けたい。変換も出ない
- ❌ まきぞい。巻き沿い ← このように変換されてしまうが、この漢字は誤り
否定もの
誤用とかではなく、こういうものが、子供の頃、直感的に入ってこなかった。
- せざるを得ない ← やむなく、しないといけない
- 禁じ得ない ← 抑えられない
- 抑えずにはいられない ← 抑えられない
- 誤ったことをしかねない ← しうる
- 我慢しかねる ← 我慢できない
- それはお受けしかねる ← できません(分かっていながら1瞬、頭の中で変換が入っていた)
「しかねる」に関しては「兼ねる」だと思ってより混乱したかもしれない
覚え書き
誤用を検索してみるとよく出てくる NHK のサイト。面白い