間違いがち/分からなくなりがち - 意味
◯◯じ
- 随時(ずいじ) → 依頼来たらやる。イベントドリブン、オンデマンド
- 逐次(ちくじ) → 順番にやる。シーケンシャル
文脈は違うけど似た言葉
- 漸次(ぜんじ) → 次第に。だんだん
- 暫時(ざんじ) → 一時的に
- 暫定(ざんてい) → 仮の, interim, tentative
- 漸進(ぜんしん) → すこしずつ進む
ちぢ
- ちぢる
- ちぢれる (じ?)
- ちぢむ
- ちぢこまる
〜強/弱
- 2時間弱 : 2時間にちょっと足りない ← いつも分からなくなる(「プラスちょっと」かと勘違いする)
- 2時間強 : 2時間をちょっと超える ← いつも分からなくなる
- 2時間以下 : 2時間と同じまたは少ない
- 2時間以上 : 2時間と同じまたは多い
- 2時間未満 : 2時間より少ない
- 2時間超 : 2時間より多い ← この表現が無いと思いがちだが、これで良いのか
- 2時間オーバー : 2時間より多い ← この表現が無いと思いがちだが、これでも良いか
- 2時間毎 : 2時間に1回
- 2時間おき : 2時間に1回 ← あれ、同じか
数直線にしたくなる。
日付だと変わる? → たぶん変わらない
- 2日毎 : 2日に1回
- 2日おき : 2日に1回
- 「間に2日あける」は、たぶん誤り
〜時〜分前
15時10分前 と言ったときに
- 14:50 が正だと思うが
- 15:05-09 辺りだと伝わることがあるらしい
- 若年層で こちらが優勢というアンケート結果を見た (統計が怪しいと思う)
未明
表現 | だいたいの時間帯 | 意味 |
---|---|---|
深夜 | 0-2 時ごろ | |
未明 | 2-4 時ごろ | 夜明け前だけど、いつだかは はっきりしない |
明け方 | 4-6 時ごろ | |
早朝 | 6-8 時ごろ |
3交代と似た語感のものたち
- 3交代
- 意味1 : 1日を3つに分けて 24時間体制とすること
- 引き継ぎ分の時間を足すと 8h + α となる
- なぜか引き継ぎ担当だけ だんだんズレていく場合がある
- 意味2 : 3グループに分かれてシフト勤務すること
- 根本は上と同じか? もともと重なりが用意されるところが違う?
- 意味1 : 1日を3つに分けて 24時間体制とすること
- 3勤2休
- 3日働いたら2日休みと言ってるだけ
- 3連休
- 土日祝などで3日続くと言ってるだけ
- 3連勤
- 続けて働いているというだけ。3で言うことはない
- 参勤交代
- 江戸時代の大名が、一年おきに江戸と領地を往復した制度 ← 関係ない
- 3連単
- 競馬などで 1,2,3 位を順番通りに当てること ← 関係ない
- 3連荘 (れんちゃん)
- 麻雀で親が3回連続で続くこと
- 九蓮宝燈 (ちゅーれんぽうとう)
- 麻雀の役 ← もはや3ですらない
なるほどな覚え方
- ⭕ 汚名返上
- ⭕ 名誉挽回
- ❌ 汚名挽回 ← 中学生の頃、こう言ってるひとに「おめえばかかい」とつっこむ同級生が居て、なるほど
- ❌ 名誉返上 ← この誤用は聞いたことないな
ぐどん、ちぐ、ろどん
- 愚鈍 : 頭の働きがにぶく、愚かで動作ものろいこと
- 痴愚 : 愚かで、道理をわきまえないこと
- 魯鈍 : 性格や動作がのろまで、気がきかないこと
読み | 痴愚 | 魯鈍 | 愚鈍 | カバーする愚かさ | 補足説明 | |
---|---|---|---|---|---|---|
痴 | ち | o | 理性・本能の混乱 | 理性が壊れてる系 | ||
愚 | ぐ | o | o | 思考力・知能の低さ | 頭が悪い系 | |
魯 | ろ | o | 社会性洗練のなさ | 粗野/無骨で野暮系 | ||
鈍 | どん | o | o | 動き・感覚の鈍さ | 動きが鈍い/反応が悪い系 |
- 「愚鈍」が略称かと思いきや、そうではなく
- 「痴愚魯鈍」 が愚かさ全方位の MECE な訳だ
ラーメンズの
- おでん
- うでん
- おどん
- うどん?
を思い出す。
ちなみに、
- ぐでんぐでん ← 漢字は無い
きよ、ほうへん
- 毀誉(きよ) : けなすこと、ほめること
- 褒貶(ほうへん) : ほめること、けなすこと
毀 | 誉 | 褒 | 貶 | |
---|---|---|---|---|
ほめる | o | o | ||
けなす | x | x |
「これらのことに左右されずに行動すべきなのだ」みたいな文脈で使うもの?
音としては、三角関数の加法定理(?)を思い出す。死んだ殺した殺した死んだ
おこ、びろう
- 烏滸(おこ) : ばかげていること、へりくだる
- 尾籠(びろう) : うんこ。おげれつ
- 尾籠(おこ) : 古典での読み
聞いたことある用例
- 烏滸がましい(おこがましい)
- 尾籠な話ですみません(びろう)
尾籠と書いて「おこ」な例は、あまり聞かない気がする。
ちぐろどん、きよほうへん、おこびろう について ChatGPT に聞いてみた
- ちぐろどん ← 九州地方(特に鹿児島・宮崎など) で伝承されている昔話の語りの形式
- きよほうへん ← 昔話のキャラクター
- おこびろう ← 昔話のキャラクター
だそうだ。たぶんデタラメ。
ちぐろどんこそキャラクターっぽいけど。特に恐竜とか。
錠と鍵
- 錠(じょう) : lock ← ドアについてる方
- 鍵(かぎ) : key ← 持ち歩く方
お店で「錠と鍵」っていう看板があって、
美しい文字の並びだけど、 この区別なんだっけと恥ずかしながら思った記憶。
それも結構な歳になってから。
- 錠前(じょうまえ) ← 錠が据え付けられている装置全体
- 鍵穴(かぎあな) ← 錠の一部
雌伏
- 雌伏(しふく)
- 一時的に力を隠してじっと耐え忍ぶこと
- 虎視眈々
用例
- いまは雌伏のときだ
- ← 音で聞いたら「至福」にしか聞こえないが、声のトーンで分かるだろうか
著/作
- 著 : 文章や学術的内容を「書いた人」 ← 説明的文章
- 作 : 物語・作品を「創作した人」 ← 文学的文章
- 編 : 複数人の執筆をまとめた人
- 監修 : 執筆内容に対して専門的・技術的なチェックを行う人
別の引用
- 著(著者) : 説明的文章(事実)
- 作(作者) : 文学的文章(創作)
蓋然性と冪等性
別に並べて書くものでもないんだけど、自分の中で、漢字のイメージが似てて、しかも、ぱっと意味が思い浮かばないもの。
- 蓋然性 (probability) : 起こりうる見込み、可能性の度合い(≒確率的)
- 冪等性 (idempotency) : 同じ操作を何度行っても結果が変わらない性質(≒論理的安定性)
それぞれ、こうでも良い? いや違うな
- 可能性 ← でもこれだと、起きない寄りで possibility っぽいか
- 再現性 ← これも方法を探る文脈だから、違うか
これはまた似たようで別の用語
- 実現可能性 (feasibility)
おもねるとあまねく
別に並べて書くものでもないんだけど、自分の中で、音のイメージが似てて、しかも、ぱっと意味が思い浮かばないもの。
- おもねる → へつらう/迎合する/へつらう
- あまねく → 広く行き渡る
おもねるの用例
- 飲み屋でたまに聞こえてくるのである。「おれは組織におもねることはしないんだ」
- かっこいいけど、「それなんだっけ」と言えない
あまねくの用例
- このルールは、あまねく適用される ← これがよく使われるはず
- このルールを、あまねく適用する ← 良いんだろうか。違和感の原因は主語が人間であること?
漢字(ただの横道)
- 阿る(おもねる)
- 四阿(あずまや)
漢字(ただの横道2)
- 追従する(ついしょうする) ← 迎合する
- 追従する(ついじゅうする) ← 追いかけてついていく。ペタペタついていくイメージ
- 追尾(ついび) ← 追いかけてついていく。ぴったり照準を合わせてついていくイメージ
- 追証(おいしょう) ← まるで関係ない
重箱と湯桶
追証で思い出した。(横道の横道である)
- 音→訓 で読むものを「重箱読み(じゅうばこよみ)」という
- 訓→音 で読むものを「湯桶読み(ゆとうよみ)」という
例:
無駄に証券縛りにしてみた
- 重箱読み : 最高値(さいたかね)
- 湯桶読み : 追証(おいしょう)
ちなみに、、
- 最薄(さいうす) ← ガラケー時代はよく聞いた、最近聞かない「業界最薄」
- これは造語かも?
- 重箱読みの例としては正しくないらしい
単に知らなかった
- いっかな : なんとしても
- おちこち : あちらこちら。遠近と書く
- 残心 : 日本の武技で、攻めわざの直後も敵に備えて保つ(=残)心の構え。
メロスと四字熟語
- 邪智暴虐 (じゃちぼうぎゃく) ← 道理に反した悪知恵を持ち、暴力的で酷い ← 走れメロス冒頭
- 奸佞邪知 (かんねいじゃち) ← 狡猾で不誠実で人を陥れるような知恵 ← 走れメロス中盤
- 傍若無人 (ぼうじゃくぶじん) ← 人の迷惑を顧み ないこと
- 情弱無知 (じょうじゃくむち) ← たぶん新語。物を知らないことを侮蔑的/自虐的に言うものだろうか
ちなみに
- 邪智 (じゃち)
- 那智 (なち) ← 熟語でなく地名。 音から来た当て字だとは思うが、漢字の意味でいうなら「美しい」「賢い」
シロ/クロ
たまにどっちか分からなくなってしまう
- シロ : 無罪
- クロ : 有罪
- 白星 : 勝ち
- 黒星 : 負け